★★★☆☆

う~ん、コレは評価が難しいですねー、、、
簡単に言っちゃうと、コレ、映画じゃないでしょ。ギリギリのところで映画になってないっつーか。とにかく映画的な楽しみは全く無い。じゃつまんないかって言うと、そこそこおもしろいっつー、、、
映画全体の95%くらいは、小林雅文なるオカルトもの専門のドキュメンタリー作家の、「ノロイ」なる作品で占められてる。で、それを発売するつもりだった出版社が小林の失踪を受けて、ちょっと前後に付け足して映画にした、って体裁になってるわけ。
オレは観た事ないんだけど、そう言われてみるとレンタルビデオ屋に良くあるよね、「本当にあった怖いハナシ」系のビデオって。でもさ、そういうビデオ観る人って、「嘘でしょ?ホントなのかしら?でもまさか、、、」ってレベルで楽しんでるわけでしょ?でもこの「『ノロイ』」は映画な訳で、嘘だって判ってるんだから、最初からそういう楽しみは封じられてる訳じゃん?下手すると、「本来ホントかウソか分からないから楽しいものを最初からウソだと知らされて観せられる」ってことになっちゃうじゃん。
その辺のこともあって、一生懸命「小林雅文公式サイト」とかファンサイトまで作ってるんだと思うんだけど、それ、ブレアウィッチのパクリじゃんって言う、、、
とは言うものの、映画であることを諦めて観ると、けっこう面白かったりもするのね。
オカルト専門のドキュメンタリー作家が、オカルトっぽいネタいろいろ取材していくうちに、アレ?コレとコレとコレって関係してね?って気づくあたりのスリルはなかなか。
結局、帰着点として民俗学的なネタを出して来るんだけど、この辺の謎解き的な面白さもまあまあ。
だけどコレ、「民俗学的なネタ」を出してくるにあたって、民俗学者を出しちゃうあたりが、映画的じゃないって言うんだよなぁ、、、ココはなんか問題のオンナの出身地を調べていくうちに、、、とかすればずっと映画的になったのに。どうせウソなんだから。
手がかりを電話でいろんな人に訊きまくってるうちに、ヒントを知ってる民俗学者に行き当たっちゃうの。それがリアルってことかなぁ、、、現実はそういうものなのかも知れん。
そのネタ自体は、イマイチ物足りないものの、それなりに考えてるなぁとは思う。なんか2chのシャレコワにありそうなハナシ。
あと徹底的に観たことない役者を使ってるのも凄い。 観たことあるのはアンガールズとか飯島愛とか、劇中のテレビ番組に出て来るヒトだけ。主人公の小林雅文なんて、単なる華の無いでぶなオッサンでリアリティ満点。 これ、みんな役者なんだろうか、、、なんか適当にその辺にいたスタッフ使ってそう。
リアリティのために録音も映像も最低で、オレはDVD鑑賞なので聴こえないところを何度も巻き戻してそこだけボリュームあげて確認したりしたが、普通に観てたらほとんどナニ言ってんだか分からないのではないか。大画面で観たら多分酔うし。
ところでコレ、カメラマンの宮島クンはどうなっちゃったわけ?



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