「ほんとにあった!呪いのビデオ 77」 久々に負傷者が出ます(しかも2名)。

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 期待と不安が交錯する川居尚美嬢演出参加2作目。
 初めての女性演出が吉と出るか凶と出るか、前作では凶とは言わないまでも、吉ではなかったような気も、、、
 イヤ、女性にはアレ、刺さるのかなぁ、、、

「ホワイトアウト」
 クルマで雪山にやってきた男女数人が遭難しかかってます。たしかに猛吹雪で、そのうち織田裕二が横で雪を掻き分けて来そう。

 コレまた2段落ち。
 もう完全に2段落ちが今の演出陣の手法だと言ってもいいだろう。
 どっちか片方は要らない、と思わせるのも、もう、おなじみ。

「子供の風景」
 親子三人で公園に来た際、子供にカメラを渡して撮らせていると、、、というハナシ。

 中村氏のナレーションは13年前にこの公園で少女の遺体が見つかり、その直後に近くの駅でおっさんが飛び込み自殺している、と語り、あたかも少女の遺体と飛び込み自殺に因果関係があるかのごとき語り口である。
 にもかかわらず、息子が撮った映像に写っているのは中年のおっさんの生首である。
 「呪いのビデオ」っつってんだから、この場合、呪う資格があるのは殺された少女であって、おっさんはとっとと成仏するなりなんなりして欲しいと思う。

 さらに言えば、委員会はこの飛び込み自殺したおっさんの写真を入手して、生首画像に似ているかどうか検証すべきと思うがどうか。

「写真スタジオ」
 街の写真館で記念撮影する家族。この写真館では、撮影中の様子を動画で撮影するサービスが有るという。ホントかしら、、、
 で、何回目かのストロボが焚かれた瞬間、夫婦の顔が別人の顔に入れ替わり、1歳の子供の顔が変形しているというが、、、

 委員会がこのスタジオに乗り込んで、カメラマン立ち会いのもと、動画を検証する。
 カメラマン(ていうかこの写真館の社長さん?)はこの動画を見て、割とふつーな感じで
「知ってる家族に似てますねぇ、、、」
とか言ってるが、そういう問題じゃないと思う。
 もっとうろたえるか驚くか申し訳無さそうにするかして欲しい。

 要するに以前奥さんの妊娠中に記念写真を撮りに来た家族に似ている、というのだが、投稿者夫婦の顔が変わった後の顔(つまり、以前妊娠中に撮影に来た夫婦の顔)はモザイク無しで映すのに、撮影に来た当時の顔にモザイクが掛かっているのはやや疑問である。

 中村氏のナレーションは「子供の顔がひどく変形しているのが気になる」「この家族の無事を願う」と言っているが、おそらくは、「この夫婦はおそらく奥さんが妊娠中に亡くなっている」或いは「最低でもお子さんは死産だったのではないか」と匂わせているのだろう。

 さらに言えば、この家族の名前や住所は写真館に残っているのだから、委員会はこの家族がどうなっているのか調査すべきと思うがどうか。

「美容院」
 美容師さんのカット練習用ビデオの撮影。ウィッグを載せたマネキンの髪を先生が切る、という、ホラーとしてはベタな設定だが、マネキンの顔が表情を持つ瞬間はやはりインパクトがある。
 まあ、カメラワークじゃねーか、という気もするが。

「フェスティバル」
 大きな公園の噴水の中にある岩の塊の中に、奇怪なものが見える。
 中村氏のナレーションは15年前にこの公園であった爆発事件の犠牲者であることを匂わせる。

 作品中では明かされないが、まあ、行ったことあるヒトは分かる、コレは新宿中央公園であり、15年前の事件というのは、2002年に起きた連続爆破事件、数年前に発表された藤原伊織氏の小説「テロリストのパラソル」との類似が指摘された事件のことを言っているのだろう。

 ただ、あの事件って重傷者が何人か出たけど、死亡者はいなかったような、、、

「祖父母の家」

 正月に祖父母の家に一族郎党集まって、一族の最年少である、やっと立つか立たないかくらいの赤ん坊の一挙手一投足をコトホイでいる。

 奇怪な現象があった後、中村氏のナレーションは、

「この日の夜、祖父が亡くなったという。まさか、あの奇怪な顔は死神で、祖父を連れに来た、とでもいうのだろうか、、、」

とか言っているが、死神ともあろうものがなんであんな狭いテーブルの下に身を潜めて赤ん坊観てるのかがわからない。

 奇怪な顔の造形が死神にふさわしいかどうかは各人でご確認を。

「ずっと一緒」
 今回の長編。
 もう、開巻早々うんざりする。
 前回と同じ、男女の痴話喧嘩を延々と見せられるのだ。

 前回が数年前、高校時代のカラオケルームだったら、今回はつい最近の大学の合宿での飲み会。 
 例によって先輩男子と付き合っていた女子が、どうも彼氏は先輩女子とも付き合ってんじゃないかとか、そんなこんなで投稿者の親友である後輩女子は、不可解な現象に見舞われてしまうのであった。

 ところがですね、このエピソード、不可解な現象に見舞われて以来病に臥せっている少女を看病する少女の兄の登場によって、全く意外な展開を見せ始める。

 件の少女は彼氏である先輩の愛が離れたと疑った瞬間、過呼吸気味に座り込んでしまい、体中に黒いアザが発現する、という怪現象に見舞われる。

 その後、連絡がつかなくなった彼女の家に、投稿者が製作委員会を引き連れて特攻すると、彼女は兄と同居していて、彼の処方する薬飲むことによって徐々に快方に向かっていた。

 しかし、この後先輩である彼氏に当時の状況を確認すると、驚愕すべき事実が判明するのであった、、、

 この展開は悪くない。
 ウンザリして萎えかけていた気持ちが一気に回復し、次の巻への期待を持たせるに十分。
 諦めかけていた次巻78巻も、どうにか見ようという気にさせるのであった、、、

 まさか、前巻が川居尚美嬢作品であり、今作は福田陽平作品だ、とでもいうのだろうか、、、

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